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●米デュポンが小麦ゲノム解析情報をDB上で公開

 米デュポン(デラウェア州)は、小麦のゲノム解析情報を世界中のすべての研究者が自由に利用できるよう、米国立衛生研究所(NIH)の公式データベース「GenBank」上で公開した。このデータベース(DB)上の小麦ゲノム情報の公開データは従来の2倍に拡大する。同社は、データ公開によって業界全体や、ほかの農作物研究者との協力体制が強まり、小麦の新種発見や品種改良などが進み、市場全体が拡大することを期待している。

 公開したのは小麦ゲノムの中の、20万件以上の発現配列タグ(ESTs)のデータ。ESTsは、億単位で並ぶ塩基配列の中から、特定の遺伝子を見つけ出すための“頭出し”の目印になる塩基配列の組み合わせ。

 日本が中心になったイネゲノムはじめ、小麦など主要な穀物は、栄養価の改善を目的に、世界中の産学官の研究機関が遺伝子解析に力を入れている。同社が公開したデータは、小麦の遺伝子情報量を大幅に増大させ、ほかの農作物研究にも、重要な役割を果たすことが期待される。

 小麦データの解析は、デュポンと同社の子会社で欧米に小麦品種を販売しているパイオニア・ハイブレッド・インターナショナルが行っている。

日本工業新聞 2003/1/14(火)

●キリンビールが福岡工場をグリーン化

 キリンビールは、福岡工場(福岡県甘木市)の設備更新にともない、最新鋭の環境配慮型工場としての設備機器を完備する。今夏の生産最盛期終了後に着手、2006年までに約200億円を投じ、仕込み設備の更新や発酵タンクの増設も含め大規模な改築を行う。品質と生産効率を向上させると同時に、環境負荷を最小限に抑制し、同社の「グリーンファクトリー(緑の工場)」のモデルとする。

 環境関連では、まず、ビール工場から排出される有機性の排水を微生物で分解して、メタンガスを主成分とするバイオガスを取り出すシステムを導入する。バイオガスはボイラー、エンジン、燃料電池の燃料として利用し、二酸化炭素(CO2)などの排出を抑制する。

 排水処理システムには、嫌気性微生物による「高負荷型嫌気処理」を採用して高度水処理を行う。従来の活性汚泥法と呼ばれる処理方法よりも電力消費量が少なくて済む。

 また、製造工程で最も多くの電力を使用する冷却工程に、夜間電力を活用してシャーベット状の氷を作って冷やす「ダイナミック冷却システム」を導入し、省エネ化を図る。

 このほか、他工場で構築した省エネやCO2排出削減システム、廃棄物再資源化などのノウハウを同工場に集約する方針だ。

 福岡工場は、同社の九州の生産拠点として66年に操業を開始、現在、「ラガービール」や「一番搾り〈生〉」などを生産している。

日本工業新聞 2003/1/20(月)

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