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●中京医薬品が環境分野に進出、低コストの生ゴミ処理機投入

 鉄鋼、ゼネコンなど 13兆円の巨大市場を狙え

 家庭用配置薬大手の中京医薬品は、廃棄物処理装置や土壌改良材などを柱に環境分野に進出する。4月1日付で専任組織「環境ソリューション事業部」を約10人体制で発足させ、乾燥工程が不要で運転コストを大幅に削減できる業務用生ごみ処理機「ゼロセイバー」や農地向け改良材などの本格販売に乗り出す。すでに一部製品では大口案件の受注も内定しており、初年度に同分野で約5億円の売上高を見込む。

 「ゼロセイバー」シリーズは、中京医薬品が土壌改良材向けに独自開発した酵素の分解作用を処理過程で生かしたのが特徴。本体部分はプレス機械メーカーの名庄プレス(愛知県春日井市)が開発、製造も担当する。

 微生物を使った従来方式と違い、発酵過程で処理槽内部の温度が60C程度まで上昇するため、灯油や重油などの補助燃料を使わずに低コストで乾燥効果が得られる。

 処理が困難だった水分含有率90%以上の生ごみでも、投入から24時間以内で同10%以下に乾燥し、高い減容・減量効果を発揮。微生物処理の弱点とされ、従来までは3%程度の濃度が上限だった塩分を多く含んだ生ごみも、12%程度の高濃度まで対応できるようになった。

 処理後は堆肥化し、契約農園が定期的に引き取る仕組み。1日当たり処理重量が10キロ〜5トンクラスの計18機種を用意。同1トンクラスだと、月間の運転経費は酵素などの消耗品代や電気代など合計約25万円で済み、専門業者に引き取ってもらう場合などに比べ半分以下という。現時点で食品、染色業界などの汚泥処理用に同6トン相当の大口受注も内定した。

 今後は酵素の働きを生かした農業用の改良材などでも攻勢をかけ、環境分野の業容拡大を狙う。

日本工業新聞 2003/3/18(火)

●KASTが1000倍の感度で分析できる酵素免疫測定法システム

 神奈川科学技術アカデミー(KAST)の北森インテグレーテッド・ケミストリープロジェクト(リーダー・北森武彦氏=東大教授)は19日、熱レンズ顕微鏡と、マイクロ化学チップ技術を組み合わせて約1000倍の高感度で物質を測定できる「小型マイクロELISA(酵素免疫測定法)システム」を開発したと発表した。従来の装置と比較して約6分の1程度まで小型化し分析時間も飛躍的に短縮、分析コストも100分の1に低減できる。

 ELISAは、生体試料や環境試料のように多種類の微量物質が混じっているなかから、抗体の分子認識能力を利用して、目的の物質だけを特異的に測定する技術で、生化学や医学における診断で広く使われている。これまで、ELISAには、分析時間がかかることや低感度、高価な抗体がたくさんいるなどの問題点があった。

 北森プロジェクトでは、微小な場で高速反応ができるマイクロチップ技術と、高感度に検出できる熱レンズ顕微鏡を組み合わせた。分析にかかる時間も従来は数時間から数日かかっていたものを、数分から数十分にまで短縮できるほか、抗体の量を100分の1にでき、コストダウンができた。

 血液からガンなどの疾患を発見したり、環境試料から環境ホルモンや薬物を検出する技術などに利用される。

日本工業新聞 2003/3/20(木)

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